くりりんの世界珍道日記*

〜人が、世界が、好きだから。もっと好きになりたいから、旅に出てみた。〜

スリランカ・シギリアロックの美しさ、壮大さ、そして悲しみをめいっぱい感じた日・

こんばんは^^

インドを満喫しまくりりんです。❤️

 

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さてさて、

話をスリランカに戻します。

 

キャンディの象の孤児院で満喫した翌日、

 

スリランカといえばここ!

シギリヤロックに

行ってきました〜*

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シギリヤロックに行くのに、

まず隣の町のダンブッラにある

ゲストハウスにチェックインしてから。。。

 

なんて思っていたのですが、

キャンディで止まったゲストハウスのオーナーが、

 

ダンブッラはうるさい街だからやめな。

シギリヤは静かで綺麗なところだから

そっちのがいいよ。

 

ってアドバイス。

 

そんで友達がやってるゲストハウスを紹介してくれて、

値段も1500ルピーとまあまあの値段だったんで

シギリヤにホテルをとることにしました!

 

 

ということで、

ゲストハウスをそのままチェックアウトして、

キャンディのバスターミナルへと向かいました。

 

キャンディからシギリヤへ行くには、

まずバスでダンブッラへと向かい、

そこでシギリヤ行きのバスに乗らないといけない。

 

ということで、

ダンブッラに向かいたい旨を伝えると

 

ダンブッラ行きはローカルバスと

エアコン付きのバンの二つとのこと。

 

ローカルバスの値段は忘れちゃいましたが、

バンは180ルピーで、

少し疲れていたのでバンで向かうことにしました。

 

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*キャンディ〜シギリヤ*

区間:キャンディ〜ダンブッラ

乗物:バン

料金:180ルピー

時間:3時間

     ーーー

区間:ダンブッラ〜シギリヤ

乗物:ローカルバス

料金:50ルピー

時間:30分

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バスに揺られること3時間。

ダンブッラの町に到着。

 

ドライバーにここで待てばバスがくると言われて待っていると、

人が来てシギリヤ行きはここじゃないぞと、

数メートル離れた場所に案内されました。

 

何時にバスが来るのか聞いたら、

バスは一時間に一本だって言われて、

私の時計をみて次に来るのは12時。

 

一時間後だって。

 

 

時計を見ると11時。

 

私の時計は10分早めているので、

大丈夫だと伝えると、

少し焦った様子で

 

いや、バスはもう来た。

だから次まで待たなければならない。

トゥクトゥクなら500ルピーで

20分で着くぞ。

 

って。

 

 

 

ここでようやく自分のトゥクトゥクに乗せるために

嘘をついていると気づきました。笑

 

 

疲れたしあちーし、

ってことでイライラMAX。

 

 

 

ローカルバスがあるんでしょ?

それで行くからいい!

 

って言っても、

そんなのない!

 

って。

 

今考えたら、

んなこたちょっと考えたらすぐ分かることなんだから、

さらっとかわしてバス探せばよかったんだけど、

 

このときはなーんかダメでしたね。笑

 

 

は?なめんな(-_-)

 

ってな感じで

プツーン💢と来てしまいまして、

 

 

嘘つくな!!!!

 

 

って叫んで、

その場を離れてやりました(-▽-)笑

ちなみに日本語でね。笑

 

そしてさっきのところへ戻ったら

丁度バスが来てて、

それ普通にシギリヤ行き。

 

 

さっきの男の方見たら笑ってる。

 

(Φ皿Φ)ムキーーー!!

 

 

 

ムカつきすぎてバスのドライバーに言いつけて、

困らせながらバスに乗車!笑

 

 

ドライバーにとっちゃ

うっとおしいこと限りなし!笑

 

 

バスに揺られること

30分。

 

 

ゲストハウスの名前をドライバーに聞かれて

答えたらそのゲストハウスの前の通りに

降ろしてくれました!

 

 

優男や。。。

 

 

そして向かったのがこちら!

Lakmini Lodge

www.tripadvisor.jp

 

 

うん、雰囲気もいいし、

オーナーのおっちゃんの人柄がいい!!

 

 

そしてシギリヤロックまで

歩いて15分弱。

 

 

近い〜( ^ω^ )🎵ルン

 

 

ということで、チェックインして荷物を置いて、

シギリヤロックへ向かいます。

 

 

おおおお!!

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遠目から見るだけでもまじすごいな!

 

 

そしてチケット売り場へ。

 

 

えーっと、

チケットはいくらだ〜?

 

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。。。!!!?????

((((;゚Д゚)))))))!!??

 

 

ささささ、さ、

3960ルピー!?

 

 

 

た、た、た、

たっきゃーー!!

 

😱😱😱😱

 

 

 

スリランカ

高いとは聞いていたけど、

2014年に書かれたブログとかチェックしても

いうて2500ルピーとかだったよ。

 

それでも高いな〜

って思ってたんすよ。

 

 

それが今や3960ルピーとは!!

 

でも目の前には、

とても同じ地球のものとは思えないような

巨大な岩山と孤高の城壁。

 

 

 

ここまで来ていかないはない!

 

 

 

と涙を飲んで、

3960ルピー支払い、

 

ここでモトとるぞ!!!

スイッチ、オン!笑

 

 

入場してどんどん近くなる岩山。

そしてそこにそびえ立つ天空の城。

 

 

これはすんごいっす。

もうすんごいとしか言えない自分が悲しい。笑

 

さて話に入る前に

このシギリヤロックの歴史に

触れたいと思います。

 

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【シギリヤロックの悲しい歴史】

 シギリヤロックは5世紀後半、シンハラ王朝の王カッサパ1世が築いた都城です。

しかし岩山に築かれた王都シギリヤは、完成からわずか11年でその短い歴史を閉じます。そこには、岩山に宮殿を置き、孤独な時を過ごしたカッサパ1世の野望と、悲しい親子の物語が隠されています。

 

5世紀後半、ダートゥセナ王の長男として生まれた平民の女の息子カッサパは、腹違いの王家の血筋を持つ弟に王位継承を奪われるのを恐れ、弟を追放し、最終的に父親までも殺し、そ岩山の頂上に宮殿を立てる計画を実行します。父を供養する為、また、弟の攻撃から身を守るために建てられたともされるシギリヤロックは、即位から7年後に完成しました。そして11年後、インドから戦いを挑んできた弟モッガラーナにあっけなく敗れ、カッサパ1世は自ら命を絶ったのでした。

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なんて悲しい歴史なんでしょうか。

たった一人で孤高の城に住み、

後悔と恐怖に怯え、耐えきれずに自ら命を絶つ。

 

 

そんな悲しい歴史を踏まえて、

遺跡の様子をたどっていきます。

 

 

入り口から上へと向かい、

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螺旋階段を登っていくとまず一つ目の見どころ。

 

壁に描かれている美女のフレスコ画が現れます。

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この壁画は、

カッサパが命を奪った亡き父の魂を

鎮めるために描かせたものだそう。

 

色鮮やかなその壁画は、

美しさだけじゃなく哀愁のようなものも

どこかで感じてしまいました。

 

 

こんなにも美しいからこそ、

霊を鎮める力を信じて願いを込める。

 

しかしその霊は自分で命を奪ってしまった父の魂。

 

なんて悲しい芸術なんでしょうか。

 

 

そして階段をおりて上の方へと

向かっていきます。

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どんどん高くなっていき、

どきどき。

 

 

実は若干高所恐怖症のくりりん。笑

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落ちたらどうなるんだろう〜

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なんて考えてゾッ😱として。

 

みたいなことを繰り返しながら、

進みます。笑

 

 

そしてライオンの入り口を通って、

王宮跡へ最後の階段を登ります。

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登りきった先には。。。

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こりゃこりゃ

いい景色やあああああ

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でもこれはこうして観光として

歴史に触れ、自然に触れ、

っていう観点で満喫するもので、

 

カッサパ王は一人でこーんな高いところに暮らして、

どれだけ寂しかったんだろう。

 

彼の寂しさを想像しただけで、

自分も悲しくなっちゃうよ。

 

 

こうして見える

自然が美しければ美しいほど、

城が素晴らしければ素晴らしいほど、

 

 

彼はそれ以上に、

 

苦しかったんじゃないか

って思うんです。

 

 

 

彼はこうまでして権力が欲しかったのかな。

本当に欲しかったものは手に入れられたのかな。

 

そして手に入れたとして、

それは思い描いていたものだったのだろうか。

 

 

誰かを支配したいとか権力を得たいとか、

独占したいとか贅沢をしたいとか

 

そんな人間の欲が心の中の大切なものを

奪ってしまったんだろうなと思うんです。

 

 

そしていつもそんな悲劇の裏には、

恐怖があって、

恐怖の裏には誰かに愛されたい、

そして愛したい。

 

そんな思いがあったんじゃないかって。

 

 

カンボジアポルポトにしても、

ナチスヒトラーにしても、

 

みんな怖かったんじゃないかな。

そして愛に飢えていたんじゃないかな。

 

 

こんな悲劇を繰り返さないためにも、

 

私たちは過去から学び、

今を生き、

未来を創っていく。

 

それが何よりも必要なことなんだと思うんです。

 

 

ただただ、素晴らしい!

 

とはいかず、

大きな感動とともに、

どこか悲しみが残った。

 

そんな私のシギリヤロックでした。

 

 

そんな感じで、

ご飯を食べてゲストハウスへと戻り、

ゆったりしてその日は終わりましたとさ〜^^